包装材の選び方ガイド

ストレッチフィルムが破れる、密着しない、緩む原因

包装時の破れ、密着不良、緩み、過剰消費の原因を確認し、フィルムを変更する前に順番に点検しましょう。

Mertan Ambalaj · 公開日:

ストレッチフィルムの問題は、複数の原因が重なっていることが少なくありません。フィルム、包装設備の設定、荷物の形状、周囲の環境がそれぞれ影響します。そのため、まずフィルムを交換するのではなく、問題がどこでいつ発生するかを記録してください。以下は手巻き用ストレッチフィルムと機械用ストレッチフィルムの両方を使う事業者向けの点検項目です。

巻き付け中にフィルムが破れる場合

まず、破れる場所を確認します。いつも同じ角で破れるなら、原因は荷物そのものにあることが多く、鋭い端、パレットからはみ出した品物、硬い梱包テープの端などがフィルムに穴を開け、そこから破れ始めます。厚手のフィルムに切り替える前に、コーナー保護材の使用や荷物の配置調整を試してください。

ロールから引き出すときや最初の巻き付けで破れる場合は、張力を確認します。機械のプレストレッチ率やブレーキ設定がフィルムの耐性を超えていると、荷物に巻き付く前にフィルムが薄くなって破れます。手巻きでもフィルムを強く引っ張りすぎると同じことが起こります。落下や輸送中の衝撃でロールの端がつぶれていると、その端から破れ始めます。損傷したロールは分けて試験してください。

低温の倉庫に保管されたフィルムは硬くなり、伸びにくくなります。冬場は、屋外や低温倉庫で保管していたロールを使用前に作業環境に置いておくと、破れにくくなる場合があります。

フィルム同士が密着しない、または端がほどける場合

ストレッチフィルムは、巻き付けた層同士が密着して荷物を保持します。密着が弱い場合は、次の順番で確認してください。

  1. **ロールの向き:**片面の粘着性を高めたフィルムは、逆向きにセットすると粘着面が外側になり、層同士が密着しません。お使いのフィルムの構造を仕入先に確認してください。
  2. **環境:**極端に寒い、ほこりが多い、または湿った環境では、表面の密着力が弱まります。ほこりの付いたロールと濡れた荷物は、それぞれ分けて確認してください。
  3. **張力のかけすぎ:**伸ばしすぎて薄くなったフィルムは、接触面積が少なくなります。同じ荷物で張力を下げて再度試してください。
  4. **巻き終わり:**最後の巻きを荷物に押し当てて終わらせます。端が垂れ下がる場合は、機械のカット・押さえ機構を確認してください。

巻き付け後に荷物が緩む、パレット上でずれる場合

フィルムが荷物を十分に締め付けていない、または荷物がパレットに固定されていないと、緩みが生じやすくなります。最初の巻き付け部分がパレットの板にもかかっているか確認してください。フィルムが箱だけを覆っていると、荷物がパレットから独立して動くことがあります。上部の巻き数が足りない場合、輸送中に箱が上から崩れることがあります。

巻き付けから数時間後に、フィルムが多少緩むこともあります。巻き付け直後だけでなく、出荷前にも荷物を確認してください。荷物が塔のように細く高く積まれていたり、箱同士をかみ合わせずに積んでいたりすると、フィルムだけでは安定させられません。ストレッチフィルムは、車両内で必要となる荷物固定方法の代わりにはなりません。

フィルムの消費量が予想より多い場合

過剰消費の主な原因は、不要な巻き数、巻き重ねの幅が大きすぎること、プレストレッチ不足です。必要以上に厚いフィルムを使うと、同じパレットにより多くのフィルム重量が必要になります。感覚ではなく測定して比較してください。ロールのフィルム正味重量を、包装したパレット数で割ります。計算例はパレット用ストレッチフィルムの選び方で紹介しています。

症状、考えられる原因、最初の点検項目

症状 考えられる原因 最初の点検項目
いつも同じ角で破れる 鋭い端、はみ出した品物 コーナー保護材、荷物の配置
最初の巻き付け、またはロールから引き出すときに破れる プレストレッチ率やブレーキ設定が高すぎる、ロール端の損傷 張力設定、ロール端
巻き重ねた層が密着しない ロールの逆向きセット、低温またはほこりの多い環境 ロールの向き、環境、最後の巻き
出荷前に緩む 張力不足、底部が固定されていない 下部の巻き付け、上部の巻き付け、積み方
フィルムを過剰に消費する 巻き数が多い、張力不足、フィルムが厚い パレットあたりの正味消費量
穴あきや破れが起きる 鋭いもの、フィルムが薄い コーナー保護、フィルムの厚さ

表は初期点検の順番を示しています。症状ごとに原因が1つとは限りません。設備の設定値は、機械メーカーの取扱説明書に従ってください。

見積もり依頼時に問題をどう伝えるか

「フィルムの品質が悪い」とだけ伝えると、解決策を見つけにくくなります。以下の情報をまとめてお知らせください。

  1. 問題が起きた荷物と、フィルムが破れたり緩んだりした箇所の写真。
  2. ロールのラベルに記載された幅、厚さ、正味重量。
  3. 手巻きか機械巻きか。機械の場合は、型式とプレストレッチ率。
  4. 作業環境の概算温度と、ロールの保管場所。
  5. パレット寸法、荷物の高さ、概算重量。
  6. パレットあたりの巻き数とフィルム消費量。

Mertan Ambalajは、デニズリ県メルケゼフェンディの工場で、厚さ9–35ミクロン、幅10–50 cmのストレッチフィルムを注文に応じて製造しています。フィルムの強度は引張試験機で評価していますが、この測定だけであらゆる条件下で荷物を安全に輸送できることを保証するものではありません。実際の荷物を使った試験も必要です。最低注文数量はないため、新しいフィルムを少量の試験注文でお試しいただけます。

問題の詳細と写真を見積もりフォームからお送りください。フィルム選びを一から見直す場合は、ストレッチフィルム製品をご覧ください。

幅奥行き荷物の高さ
パレットの幅と奥行きに加え、荷物の高さ、重量、角の形状もフィルム選定に影響します。 図は縮尺どおりではありません。

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